2013年5月21日火曜日


 米国で減塩論争勃発,推奨量5.8g/日未満に根拠なし?
IOMの主張にAHAが即日反論

■米国人の1日の食塩摂取量は平均8.6gだが,現行のガイドラインでは14~50歳について5.8g未満とし,51歳以上と全ての黒人,高血圧,糖尿病,慢性腎臓病がある場合は3.8g未満を推奨しているが,厳し過ぎる減塩については,血中脂質やインスリン抵抗性に悪影響をもたらし,その結果,心臓病や脳卒中のリスクを高めるのではないかと懸念する声がある。
■AHAによると,心筋梗塞と脳卒中の35%,心不全の49%,死亡の24%は高血圧による。
AHAが行った最近の研究のレビュ―は,高血圧がない患者で,1日の食塩摂取を3.8g未満に抑えることにより,加齢とともに起こる血圧の上昇が顕著に抑制され
■日本高血圧学会の『高血圧治療ガイドライン2009』では,減塩目標として6g/日を提唱しつつも,「より少ない食塩摂取量が理想」とし,3.8g/日まで安全性のエビデンスがあるとしている。
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1305/1305044.html
出典  MT Pro 2013.5.20
版権  メディカルトリビューン社

<私的コメント>

 いずれにしろ過度の食塩摂取は良くないという点でコンセンサスは得られています。
 問題は厳格な減塩がメリットをもたらすかどうかということです。


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