2012年6月29日金曜日

安定冠動脈疾患患者におけるステントの外側のプラーク量とステント内の内膜増殖


安定冠動脈疾患患者におけるステントの外側のプラーク量とステント内の内膜増殖との関
 (ログインが必要です)
要旨
安定冠動脈疾患患者において、ステントの外側のプラーク量の増加は、ステント内の内膜増殖に関連する可能性がある。


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低糖質・高蛋白質食で女性の心血管イベント増加

低糖質・高蛋白質食で女性の心血管イベント増加
国際研究チームがスウェーデン人女性4万4,000人を15年追跡
要約 糖質摂取量の低下,あるいは蛋白質摂取量の増加は全CVDイベントに有意に関連していた

出典 Medical Tribune  2012.6.28
版権 メディカル・トリビューン社


<私的コメント>
記事を読んでも具体的な食事内容が頭に浮かんで来ませんでした。




<自遊時間>
一昨日、カルシウム拮抗薬を販売している某製薬メーカーのMRさんを対象とした勉強会に講師として出席。
もちろんスライド作りのため一定の勉強をしました。
分かったのは
①すべてのCCBはL型チャンネルを有しており、輸入細動脈を拡張させて糸球体血圧をある程度上昇させる宿命を持っていること
②輸出細動脈のN型、L型チャンネルを拡張させるタイプのCCBも①による糸球体血圧上昇をどこまでキャンセルすることが出来るのか
③シルニジピンのようなN型チャンネルを阻害するCCBは、糖尿病患者でどこまで有効なのか(CARTER試験では糖尿病に限定すれば尿中アルブミンが減少しなかったという皮肉な結果だった)
などなど。 

<循環器一口メモ> 
デジタル心音図
聴診を学ぶのに最適なテキスト
http://was.fukuda.co.jp/medical/info/course/text.html 

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2012年6月28日木曜日

CKD診療ガイド本日改訂,重症度分類や降圧薬選択基準が変更
日本慢性腎臓病対策協議会,日本腎臓学会が会見
■日本腎臓学会は,第55回日本腎臓学会学術集会(横浜市,6月1~3日)の開催に合わせて,6月1日『CKD診療ガイド2012』を発行。
■3年ぶりの改訂。 
■重症度分類が糸球体濾過量(GFR)のみの評価から,原因,腎機能,蛋白尿に基づくCGA分類評価に変更。
■血圧管理は,ACE阻害薬またはARBが第一選択薬であったが,今後は糖尿病の合併の有無や蛋白尿の程度に応じて,他の降圧薬の選択も可能になった。
■原疾患にとって分類。
<私的コメント> 
「原疾患によって異なる」 ことは最初からわかっていたこと。
原疾患を問わないことにこそ新鮮味があったのです(これは半分皮肉です)。
KDIGOに「右ならえ」 も恥ずかしくはないのでしょうか。
■シスタチンCの推算式(eGFRcys)も用いることになった。
■糖尿病患者以外は保険適用の範囲を考慮し,尿アルブミンではなく尿蛋白で評価。
<私的コメント> 
保険適用にあわせるのではなく、「尿アルブミン」がそれほど重要なら学会から 「尿アルブミン」の糖尿病以外の適応追加を働きかけるべきです。

降圧目標値は130/80mmHg「未満」から「以下」に改められた。
尿蛋白1g/日以上の患者の血圧管理目標値(125/75mmHg未満)については,エビデンスがなく取り下げた。
■今回初めて過剰降圧〔収縮期血圧(SBP)110mmH未満〕を避けるようにとの記載がなされた。
■尿蛋白が正常(0.15g/日未満)な糖尿病非合併のCKD患者ではRAS阻害薬の優位性が認められていないため,「降圧薬の種類は問わない」ことになった。
■同ガイドは,日本腎臓学会,日本高血圧学会,日本糖尿病学会,日本小児腎臓学会の代表者らによって改訂された。

<私的コメント> 
図「CKDの重症度分類」 で、G1、G2そしてG4、G5で尿蛋白区分のA1、A2、A3のいっずれもリスクが変わりません。
従ってG1、G2そしてG4、G5各々を1つのGFR区分にまてめてもいいのではないでしょうか。


出典 MT pro  2012.6.1
版権 メディカル・トリビューン社
(図1) 
図「CKDの重症度分類」




<私的コメント>
特任教授や寄付講座。
どこの製薬メーカーがスポンサーなのでしょうか。
CKDには実に多くの製薬メーカーが協賛しています。

名古屋大学医学部 CKD地域連携システム寄付講座



CKD患者の紹介基準,年齢によって異なるGFR値に
(図1)
図「腎臓専門医への紹介基準」


<自遊時間>
明日の夕方、某メーカーの営業所に出かけてMRさんを相手にCKDの話をします。
カルシウム拮抗剤を販売しているメーカーなので当然カルシウム拮抗剤とCKDとのからみの話をするつもりです。
CKDの概念に懐疑的な私としては辛口な話になってしまいそうです。
どういった話の展開にするかちょっと迷っています。


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2012年6月27日水曜日

家庭医が行うべき救急対処法

家庭医が行うべき救急対処法
(閲覧には会員登録が必要です) 
要約
■女性の場合は,非定型症状を示すことが多いため注意が必要である。
■モルヒネの投与法
■β遮断薬の投与の要否

私的コメント
家庭医を対象とした内容になっています。



その他の循環器関連情報
リバロ4mgが新発売


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2012年6月23日土曜日

J-MELODIC試験

J-MELODIC試験結果発表;慢性心不全の臨床にどんな影響を及ぼすのか
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45250441/
(要パスワード)

Japanese Multicenter Evaluation of LOng-versus short-acting Diuretics In Congestive heart failure
■2012年3月,J-MELODIC試 験の結果が発表された。
標準治療を受けているうっ血性心不全患者を長時間作用型ループ利尿薬のアゾセミド群または短時間作用型のフロセミド群に割り付けて予後を比較したところ,アゾセミドはフロセミドに比べ,心血管死または心不全悪化による入院を有意に減少させるという注目すべき結果であった。
■これまでループ利尿薬は,その使用量が多いほど心不全の予後を悪化させるという報告もあり,心不全治療における位置付けが揺らいでいた。

結論
■アゾセミドは「心血管死または心不全悪化による入院」をフロセミドよりも明白に減少させた。
現在,比較的軽症の心不全治療で広く使われている短時間作用型のループ利尿薬を,長時間作用型のアゾセミドに切り替えるべきだと考える。
 (表1、図3)

<私的コメント>
ループ利尿薬 の中でも「長時間作用型」というのがポイントのようです。
Ca拮抗薬でも同様な論争がありました。



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2012年6月22日金曜日

ブログを始めました

循環器内科を専門として診察している開業医です。
新たにブログを立ち上げました。
主として自分の勉強したことについてのメモがわりです。

ご意見がありましたらお聞かせ下さい。





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